トップページ 喧嘩の勢いで買ってしまった布団が、お客様用に変わりました。

喧嘩の勢いで買ってしまった布団が、お客様用に変わりました。

私と主人はいつも同じベッドで寝ています。
いつもは仲良く話などしながら寝るまでの時間を過ごしたりしているのですが、たまに喧嘩した時などはそうはいきません。
お互い体が触れ合うほど近いところにいるのに、口も利かずにとげとげした雰囲気で眠りにつくことになります。
数年前、大きな口喧嘩をしたときもそうでした。
気まずい雰囲気なのに、他に布団がないため耐えるしかないことに業を煮やした私は、突然思い立って新しい布団のセットを一組、ネットで注文してしまったのです。
ほどなくして家に届いた布団を見ながら主人は呆れかえっていました。
さらにその夜、相変わらず口もきかないまま寝室とは別の部屋に布団を敷き、寝についた私を見て、腹が立ったのか呆れたのか、白けたような面持ちで観ていた主人の顔つきを忘れられません。
さて、我が家の喧嘩は一度起こるとお互いに意地を張ってなかなか折れることがありませんが、何日か経つとなぜかけろりと仲直りし、何事もなかったように元に戻るのが常です。
もう一緒に寝ない!という決意表明のために布団まで買ったのに、すっかり投げ出していつの間にか同じベッドでまた四方山話をしながら寝につくようになっていました。
そのうち、ああ、そういえばわざわざ布団を買ったなあ、と思い出しましたが、さて今さら喧嘩の態度を蒸し返して別の部屋に寝る気にもなれません。
主人も布団と私を交互に見ながら「どうするの?これ」と呆れるばかり。
結局、「お客様用の布団」ということで我が家に置いておくことにしました。
布団を見るたびにあの時の喧嘩の内容も思い出せない自分がなんだかおかしく、無駄な意地を張ったものだなあと苦笑いしてしまいます。
ちなみに、件の布団はお客様が泊まりに来た時にはきちんと活躍しています。