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思い出いっぱいの敷布団

我が家には、思い出がいっぱい詰まった敷布団がある。
シングルサイズのその敷布団は、結婚した時にお客さま用の布団として購入した。
私達夫婦は、ダブルベッドで寝ていたから、ほとんどその敷布団の出番はなかった。
長男が生まれた。ベビーベッドを用意していたから、新生児の頃は寝室に置いたベビーベッドに寝かせていた。が、夜中に頻繁に起こされる。深夜の授乳やオムツ替えに疲れ果て、私と長男は和室に客用の敷布団を敷き、そこで寝るようになった。
夫が休みの日は、家族3人川の字で寝る。シングルサイズだから、横長の部分を頭にして寝ていた。足がはみ出しちゃうから座布団も敷いて寝る。
長男の寝顔を夫婦で覗き込みながら「可愛いねー。なんでこんなに可愛いんだろうねー。」と言ったりしていた。
眠る長男の手を握り、家族3人で手を繋いで寝たこともある。幸せの時間。
次男が生まれ、そこに次男が加わった。お昼寝はベビーベッドを使っていたが、夜はあの敷布団。川の字にもう一画増えた。中の二本棒は、寝相がひどい。
夫が休みの日は、夫が布団を掛け直す。動く息子達の寝顔を眺める。「似てないねー。でも、2人とも可愛いねー。」
親バカ発言は、相変わらずだ。
もう、その敷布団は使っていない。子ども達もそれぞれのベッドで寝るようになった。
客用布団には使えないくらい汚れた敷布団をまだ捨てられずにいる。